老後の貯金はいくらあればいいの?
老後2,000万円問題で老後のお金が注目されてから、先々のお金の不安を感じる機会が増えましたよね。
そんな不安をなくすために、老後の貯金は自動的にお金が貯まる仕組みをつくって準備していきましょう
本記事は次のような方にオススメ!
- なかなか老後の貯金をするお金に余裕はないと思っている方
- 都市銀行の口座のみを保有している方
- 意思が弱くて貯金できないと思っている方
結論からいうと、老後貯金の3原則は次のとおりです。
- 老後の貯金は収入の1割からはじめる
- お金を貯めるには強制力を利用する
- 自動的に貯金できる定額自動入金サービスを活用する
それでは、老後資産づくりの大原則である「老後の貯金」のやり方を紹介していきます
二人以上世帯の貯蓄平均金額は1,880万円
総務省の「家計調査報告」(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)によると、
二人以上の世帯における2021年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は、1,880万円となっていて、2002年以降で最多の貯蓄額となっています。
これを年代別でみると
年代別 | 貯蓄現在高 |
40歳未満 | 726万円 |
40~49歳 | 1,134万円 |
50~59歳 | 1,846万円 |
60~69歳 | 2,537万円 |
70歳以上 | 2,318万円 |
年代があがるごとに貯蓄高は増加していることがわかります。
ただし、平均値は1,880万円ですが、約3分の2の世帯が平均値を下回っているという報告からも多くの世帯が十分な貯蓄ができていない状況にあります。
老後の貯金をつくる1割貯金とは?
現在貯蓄ができていない、習慣化されていない人は収入の1割は貯金していきましょうと
おひとりさまは老後のお金に5,500万円必要?いますぐできる老後のお金の貯め方
で紹介しました。
この収入の1割を貯金するという考え方は「バビロンの大富豪の教え」という書籍が元になってます。
約100年も世界中で読み継がれている世界的にベストセラーとなった書籍で、金融の起源と言われている古代バビロニアから伝わる「人類不変の知恵」が書かれています。
お金のことは学んでこなかった人に、資産をどのように増やして、充実した人生を送ることができるのかという方法を教えてくれます。
お金持ちとは「お金の増やし方を知っている者」人々は彼らをお金持ちだと言っているのだ
バビロンの大富豪の教え「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
バビロン大富豪の教えに出てくる言葉です。
たくさんお金を持っている人がお金持ちではないんですね。
当然、お金は使っていけばなくなります。
そのため、大事なことは「お金の増やし方を知っている」ことです。
まずは大原則の1割貯金を自動的にできる仕組みを作っていきましょう。
老後の貯金は強制力が大事
1割貯金をうまくしていくためには、自動的に貯金ができるような仕組み化が大切です。
財布や、いつも使う銀行口座などすぐに手が届いてしまうところにお金があると、ついつい使ってしまいがちです。
上手に貯金するためには、貯金してることすら忘れるぐらい手をつけない銀行口座など、
すぐにはお金が引き出せない手間がかかるところにお金を置いていくことが大事です。
そして、何より大事なことは強制的に貯金が実行されることです。
老後のためのオススメ貯金方法は定額自動入金サービス
強制的に自動貯金をするやり方はいろいろあります。
ここでは、とても手軽にできる方法をご紹介します。
ネット銀行口座の定額自動入金サービス

ネット銀行の口座をお持ちの方であれば、定額自動入金サービスがオススメです。

面倒で忘れがちな人でも、勝手に貯金ができるね
ネット銀行で定額自動入金サービスを行っているのは住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、ソニー銀行やPayPay銀行もサービス提供しています。
住信SBIネット銀行は目的別口座サービスを独自に実施しています。
どういうものかというと住信SBIネット銀行の代表口座のほかに教育資金や老後資金など預金専用の口座を作ることができ、さらに自動でその目的別口座に自動貯金をすることができます。


給与口座や引き落とし口座以外のネット銀行の口座で貯金しよう
定額自動入金サービスを使う理由は自動で貯金できるということにあります。
貯金用の口座は必ず給与口座やクレジットカードの引き落とし口座、代金の振替口座以外の無関係な口座に設定しておくことが大事です。
普段の日常生活とは無関係な口座であれば、意識する機会が少なくなります。
そのためほったらかし貯金がしやすくなります。
加えてネット銀行であれば、路面店舗なども少ないので目にする機会が減ります。
この点も貯金口座にお金がたまっているという意識を減らすことにつながります。
もし、いまあなたが保有している銀行口座がすべて何らかの目的で引き落としなどが発生している口座なのであれば、この機会に貯蓄専用口座をつくってみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 老後の貯金は収入の1割からはじめよう
- お金を貯めるには強制力を利用しよう
- 自動的に貯金できる定額自動入金サービスを活用しよう
老後の貯金を成功させるためには、意識をせず、自動的に貯蓄できていることが大事です。
老後の貯金は長い時間が必要です。
ある程度、貯金ができるようになったら、次は資産運用も考えていきましょう。
資産運用のやり方のひとつである「つみたてNISA」の口座選びはこちらの記事も参考にしてみてください


本記事で紹介した書籍