老後のお金はいくら必要でしょうか?2,000万円?1億円?
日本の給料水準は、長いことあがっていないということを最近よく耳にしますよね。
いまの給与水準でも独身で暮らすには問題ないという人も、今のまま老後を考えると不安ですよね。
結論から言うと、おひとりさまが老後に必要なお金は5,500万円です。
5,500万円もお金ないよ
大丈夫。無理せずに老後のお金を貯める方法を紹介するよ
・老後のお金に漠然とした不安をもっている人
・貯金が苦手な人
・何かお金のことをはじめたいと思っている人
老後のお金は収入の1割を貯めることからはじめよう
老後のお金を準備すると聞いて何を思い浮かべますか?
多くの方が、貯金や投資・資産運用、一攫千金で宝くじなどを思い浮かべるのではないでしょうか。
どれも間違いというものはないですが、知識と経験が必要だったり、まとまったお金が必要だったり、イマイチ行動に踏み切れない理由がたくさんあります。
無理をせずに、老後のお金を貯められる体質に変えていくことが大事
お金を貯められる体質に変わっていく過程で資産形成に関する知識や情報も得ることができます。
何も運動してこなかった人が、いきなり全国大会を目指して1日8時間のトレーニングをおこなうのは大変ですよね。
まずは近所の散歩やジョギングから始めるとか無理をしない範囲で身体をならしていこうとするのではないでしょうか。
じつは、お金の貯め方も同じなんです。
老後のお金を準備するには、
いまの収入の1割を貯金すること
から、はじめていきましょう。
おひとりさまの老後に必要なお金は5,500万円
では、老後のお金はいくら貯めればいいのでしょうか?
総務省の家計調査によると2020年65歳以上の単身世帯の1か月の消費支出額は138,542円でした。
1か月で約14万円の支出となります。
この調査では回答している方の持ち家比率は84.0%となっているため、住居費が12,449円しか含まれていません。
単身世帯の持ち家比率がこれほど高いのも驚きですが、仮に賃貸で暮らした場合、暮らす地域にもよりますが、5万円~8万円ほどプラスされます。
仮に家賃を6万円とした場合、先ほどの14万円の支出に6万円がプラスされて、1か月あたり約20万円が必要となります。
女性の平均寿命が87.74歳のため、65歳から23年間生きるとした場合、
持ち家なしの場合:月20万円×12か月×23年=5,520万円
持ち家ありの場合:月14万円×12か月×23年=3,864万円
単純計算で、3,800万円~5,500万円が65歳以降、88歳までに必要となります。
※総務省 家計調査年報 家計収支編(2020年(令和2年))単身世帯
※厚生労働省 「令和2年簡易生命表の概況」
単身世帯の老後のお金(年金)をシュミレーションしてみよう
支出の目安がおおよそわかったところで、次は収入を確認しましょう。
65歳以上の主な収入は公的年金になるでしょう。
もちろん、現役で働き続けるという方もいると思いますが、ずっと老後まで働いているということは考えにくいですよね。
ここでは老後収入の前提となる公的年金で考えていきます。
いろいろ公的年金の目安額を計算する式はありますが、計算するのは面倒という方も多いのではないでしょうか。
ねんきん定期便を見ることもひとつですが、こちらも50歳以上にならないとあまり意味がありません。
そこで、本日紹介するのは厚生労働省が試験運用をしている「公的年金シュミレーター」です!
働き方・暮らし方の変化に応じて将来受け取る年金額を試算できるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
公的年金シミュレーターの特徴
■ 簡単でスムーズな操作性
ID・パスワードは不要です。すぐに試算を始めることができます。
「ねんきん定期便」の二次元コードを利用すれば、よりスムーズに入力が可能です。
■ グラフを表示しながら試算できる
スライドバーを動かすと年金額の変化が一目で分かります。
■ データ管理も安心・安全
個人情報は記録、保存されません。
公的年金シュミレーター
ちなみに、スマホでぽちぽちと簡易計算をしてみました。
仮に22歳~65歳まで年収300万円で推移した場合、年金受給額は年間156万円と算出されます。
年間156万円なので、月額13万円。
65歳から女性の平均寿命が87.74歳まで23年間生きた場合は、3,588万円です。ざっくりとした計算なので、正確に知りたい場合は、公的年金シュミレーターで算出してみてくださいね。
65歳までに準備するお金は1,932万円
さて、単身世帯での支出額と年収300万円で生活した場合の老後の年金額を算出しました。整理すると、
公的年金受給額
月:13万円
年:156万円
生涯:3,588万円
※生涯=平均寿命までの23年を生きた場合
持ち家なしの場合
月20万円×12か月×23年=5,520万円
持ち家ありの場合
月14万円×12か月×23年=3,864万円
持ち家なしの場合
3,588万円-5,520万円= -1,932万円(年84万円、月7万円)
持ち家ありの場合
3,588万円-3,864万円= -276万円(年12万円、月1万円)
持ち家ありの場合は、
月1万円の不足。
持ち家なしの場合は、
月7万円の不足だね。
65歳時点で1,932万円の貯蓄があれば、年金の不足額を補って生活ができるという、ざっくりとした試算です。
いま40代の方が老後に向けて月7万円の貯蓄ができそうでしょうか?
考えてみるとなかなか7万円も毎月貯蓄に回すのは難しいですよね。
老後のために1割のお金を貯める
そこで、貯蓄だけではなかなか難しい。
資産運用をしなければならないという考え方になっていくわけですが、
資産運用にどのようなイメージをお持ちですか。
ギャンブル?だまされる?大損する?このような負のイメージを持たれている方も多くいらっしゃると思います。
当然、一発逆転人生!とか、儲けてやる!といった意気込みでされる場合は、先ほどのイメージ通りの結末がまつこともあるでしょう。
まず、考えていただきたいことは収入の1割の貯金から始めることです。
年収300万円の場合、手取りにすると月20万円前後ですので、まずは月2万円の貯金からはじめましょう。
月2万円なので年間24万円。
65歳までの年数は人それぞれなのでご自身で計算していただくとして、仮に現在42歳なら552万円を65歳までに用意できることになります。
それでもまだ1,380万円ほど不足します。
この1,380万円を埋めるのが資産運用になります。
残念ながら、銀行の預金ではお金はふえません。
月2万円の貯金からお金をふやしていくためには、iDeCoやつみたてNISAを活用していきましょう。
お金のふやし方はプロから学ぶのがオススメ
つみたてNISAなどを活用してお金をふやしていくには、プロから学ぶことをオススメします。
効率よく学べ、時間が節約できる
小額から実践可能な資産運用法がわかる
初心者にもわかりやすく説明してくれる
逆に独学で学ぼうとすると、時間も費用もかかってしまいますね
資産運用のやり方など、お金をふやす方法をプロが無料で教えてくれます。
・話題のつみたてNISAについて
・iDeCoについて
・投資信託などの資産運用について
・教育資金について
・将来資金について
1回30分程度の内容でスマホからも視聴できるので、手軽さが便利です。
オンライン相談会でプロに資産運用のやり方を個別に教えてもらえるし、運用を始めた後もプロがサポートしてくれます。
プロにサポートしてもらいながら、老後のお金のために月2万円の運用をはじめられると、いつでも相談できる安心感がありますね。
資産運用の無料オンラインセミナーで話を聞いてみるだけでも老後にむけて1歩踏み出せていますよ!
>>資産運用の無料オンラインセミナー『マネイロ』まとめ
- おひとりさまが老後に必要なお金は5,500万円
- 老後のお金の貯め方は、収入の1割を貯金することからはじめよう
- 公的年金シュミレーターでだいたいの年金額を確認しよう
- 老後のお金を増やすために、お金のプロに学ぼう
ただしながら、いま老後に向けて何も準備をしていない方は、いつ働けなくなるかもしれない、いつ突発的な費用(親の介護など)が発生するかもしれないということは考えておきましょう。
変化の激しい時代の中で、生活はどんどん変わります。
おひとりさまの老後のお金は、いまから始めていきましょう。
老後のお金の貯め方はこちらの記事でも紹介してます。