iDeCoの商品は何がオススメ?と探しますよね。iDeCoで人気商品のひとつであるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。実際に運用してみた2022年9月時点の利回り状況をレポートしていきます。ぜひ、商品選びの参考にしてみてください。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) の基礎情報
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は2018年7月3日が設定日の比較的新しいファンドです。(2022年9月時点)
ファンド名称の通り、アメリカの代表的指数であるS&P500指数に連動する投資成果を目指すインデックス・ファンドになります。 運用会社は三菱UFJ国際投信株式会社です。
基準価額の推移と純資産総額の推移
2018年7月の設定日以来、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額はコロナショックの影響により10,000円を割り込み大きく下げました。しかし、その後、ほどなくしてV字回復して右肩上がりに基準価額は推移しています。直近はアメリカ経済の影響で基準価額は上下を繰り返していますが、高値圏での推移が続いている状況です。
また、基準価額の変動とは異なり、純資産総額は順調に増え続けています。コロナショックやウクライナ情勢の影響もなく、純資産総額は右肩あがりに増加しています。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は?
信託報酬とは投資信託を保有している期間中にかかる管理費用(コスト)です。運用資産から自動的に引かれます。
これはiDeCoであっても同様にかかるコストになります。そのため、この信託報酬率が低いほどコストがかからずに運用できるということになります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬率は年率0.0968%程度と投資信託の中で最安の信託報酬率群に位置しています。
また、 信託財産留保額や解約手数料もないため、非常に低コストで運用できる商品です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を構成する銘柄は?
S&P500をベンチマークにしているインデックスファンドのため、構成銘柄は大きくは変わりません。
AppleやMicrosoft、AmazonやGoogle、Teslaなど有名企業が目白押しです。
組入上位10業種も参考までに見てみると、テクノロジー業界がトップを占めています。そのほかにもバイオやメディア、ヘルスケア、エネルギーなど幅広い業種に分散されており、503銘柄の構成が多岐にわたることがわかります。
iDeCoでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を運用した利回りは?
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はiDeCoでも選ぶことができます。
2022年9月時点 iDeCo運用実績、利回り&評価損益
2019年にiDeCoをはじめて23,000円を毎月積み立てています。
積立開始以来、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に100%投資しており、一度もスイッチングは行っていません。
2022年9月時点の運用状況は25.3%の利回りで20万円弱の利益を出しています。
9月はアメリカの利上げなどが絡みS&P500も下落トレンドにはいっています。直近1年間の上昇分を吹き飛ばした形になっています。しかし、2019年から3年時間分散をしているだけで大きくプラスになる結果がでています。
投資信託の目標利回りはリスク高目の場合で5~8%といわれています。
一方、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の場合、3年の年率が22.68%です。そのため、かなり高い利回りで運用されているといえるでしょう。
まだ3年の運用実績にはなりますが、毎月23,000円を積み立ててきて100万円到達が見えてきました。
S&P500が下落してひたすら積み立てて資産を着実に増やしていきましょ
まとめ
S&P500のインデックスファンドのひとつ、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は
- 基準価額が右肩上がり
- 純資産総額も右肩上がり
- 信託報酬率は最低水準
- 3年年率で20%超の高い運用利回り
2022年9月現在では安定して資産運用がお任せできる投資信託のひとつですね。
S&P500のインデックスファンドは他にも複数種類ありますが、iDeCoで選択したい場合はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選択肢に考えてみてはいかがでしょうか。
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