マネーリテラシーを向上させるには、学びの場を準備することも大切です。
特に、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーへ相談できる場があれば、役立つお金の知識や情報が得られます。
この記事では、ファイナンシャルプランナーへの相談がどのように役立つのか、メリット・デメリットなどをまとめました。
なお、ファイナンシャルプランナーを学びに活かす方法は、以下の記事でくわしく解説しています。
具体的な事例とともにお伝えしているため、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ファイナンシャルプランナーへ相談するメリット
ファイナンシャルプランナー(FP)へ相談すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
大きなメリットとしては以下の2つです。
- ライフプランが立てやすくなる
- お金の不安が少なくなる
それぞれ確認していきましょう。
ライフプランが立てやすくなる
ファイナンシャルプランナー(FP)へ相談することで、今後のライフプランが立てやすくなります。ライフプランとは結婚・子育て・老後の生活など、今後予想されるライフイベントを含めた人生設計のことです。
ライフイベントではほぼ必ずまとまったお金が必要になります。そのため、ライフイベントに備えて計画的に資金を準備していくことが大切です。
とはいえ、お金の基礎知識がないと資金計画を立てるのは容易ではありません。さらに、手間と時間がかかるため「ライフプランとか面倒だし考えなくてもいいか」となってしまう人もいるでしょう。
ファイナンシャルプランナーに相談すれば、
- これからどんなライフイベントがあるのか
- ライフイベントごとに必要になる資金はいくらか
- いつまでにいくら、どのように貯めればいいのか
といった内容を考える手助けになります。
ライフプランをきちんと立てれば、資金形成に向けて計画的に動き出せるでしょう。
お金の不安が少なくなる
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、お金の不安が少なくなると考えられます。心配や不安という感情は、「先が分からない」といった不確定な未来が原因になることが多いです。
ファイナンシャルプランナーのアドバイスによりお金の知識が増え、相談することで自分の考えも整理できます。不明確だった未来の輪郭がハッキリし始めると、不安もやわらぐでしょう。
また、お金の不安を抱えると、「今の収入のままで大丈夫なのか」「もっと年収の高い仕事への転職を考えるべきだろうか」などと悩む可能性が出てきます。
転職を考えるきっかけを本質的なキャリアを考えずにあたえてしまう状況を生み出さないためにも、お金の悩みを解決することが重要です。
ファイナンシャルプランナーへ相談するデメリット
ファイナンシャルプランナー(FP)へ相談するデメリットについても、確認しておきましょう。
- 金融商品を勧められて断れない場合がある
- 自己負担があると相談のハードルが高い
なお、ここでお伝えするデメリットは、自分自身でファイナンシャルプランナーを探して相談するケースを想定しています。それぞれ見ていきましょう。
金融商品を勧められて断れない場合がある
ファイナンシャルプランナーへの相談をためらう理由として、よくあるのが「商品を押し売りされるのではないか」という心配です。
ファイナンシャルプランナーは、基本的に顧客の悩みごとや現在の資産状況などを聞いて、解決策となるアドバイスをします。アドバイスの中には保険の切り替えを進めたり、資産形成のために投資を紹介したりする場合があります。
すべてのファイナンシャルプランナーではありませんが、中には難色を示す顧客にも金融商品を強く勧めるファイナンシャルプランナーが存在するでしょう。そのため、軽い気持ちで相談に行った場合、金融商品を断れずに購入してしまい、後悔するといったことが考えられます
自己負担があるとFP相談のハードルが高い
お金をかけてファイナンシャルプランナーへ相談するのは、相談のハードルがより一層高くなりますよね。「お金がかかるなら別に相談しなくていいか」と思ってしまうこともあるでしょう。
また、相談料がかからないと「なぜ無料なのか?」「怪しくないのか」といった疑問も生じるでしょう。ファイナンシャルプランナーへの相談が無料で受けられるのには、以下のような理由があります。
- 保険会社や代理店がファイナンシャルプランナーへ手数料を払っているため
- 金融商品の契約による成果型報酬となっているため
- 無料相談の開催で次回以降の相談につなげるため
無料相談であっても、ファイナンシャルプランナーが得られるメリットはいくつも存在します。
そのため、相談が無料だからと言って怪しいわけではありません。「有料だとハードルが高い」「無料だと疑ってしまう」となると、結果的に相談しないことを選択してしまうでしょう。
FP相談料の目安は?
ファイナンシャルプランナーへの相談料がいくら位するのか、気になる人もいるのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーへの相談料は、1時間あたりの相談時間を目安に設定されるのが一般的です。
日本FP協会の調査によると、相談料の目安は1時間あたり5,000~20,000円がファイナンシャルプランナー全体の7割近くを占めています。※日本FP協会認定のCFP・AFP認定者
FP相談の前にお金の勉強を取り入れるのもおすすめ
ファイナンシャルプランナーの相談を取り入れれば、お金の悩みや資産形成をしていくことができます。
しかし、経済的に不安を感じていても、金銭面には限界があります。そのため、自分自身のマネーリテラシーを向上させ、計画的な資産準備や家計管理に取り組むことが重要です。
ただし、個人がファイナンシャルプランナーを探すのは大変だったり、なかなか行動に移せなかったりします。
そこでおすすめなのが、ファイナンシャルプランナーの相談を含む無料のマネーセミナーを活用することです。
こちらの記事で紹介しています
まとめ
この記事では、ファイナンシャルプランナーへの相談のメリット、デメリットと、どのように役立つかをお伝えしました。
ファイナンシャルプランナーへ相談することで、ライフプランが立てやすくなり、お金の不安も少なくなります。自分が抱えているお金の悩みや経済的不安の解消につながるため、生活の満足度や安心感が向上するでしょう。
ファイナンシャルプランナーを探すのは手間と時間がかかります。そのため、中立性の高いマネーセミナーなどを視聴することも一つの手ですので検討してみてはいかがでしょうか。